【Vol.2】初優勝で果たした父と5年ぶりの再会 西川哲プロ流アプローチの打ち分け術とは?

「18H物語 ~18History~」は、人気プロゴルファーが登場し、ゴルフ人生を紐解き、その人間性に迫るトークドキュメンタリー番組。今回のゲストは前回に引き続き、ティーチングプロとして活躍し、ツアー通算3勝の西川哲プロ。プロ入り後の活躍やインドアでもできるドリルについて語る。
高校生で勘当され、研修生をしながら1988年にプロテストでトップ合格した西川プロ。その初優勝は1991年のマルマンオープンだった。「いい成績が出なくて自信を無くしていた時期だった」と当時を振り返る。
当時、研修生をしていた鳩山カントリークラブでの大会で優勝争いを演じ、尾崎健夫プロとのプレーオフ勝負にもつれ込んだが、実力的には分が悪いと感じながらも「ここでは負けたくない!」という思いで見事に初優勝を掴み取った。

最終日には父・幸男さんも観戦に訪れていたそうだ。優勝後、師匠である青木功プロに間を取り持ってもらい約5年ぶりの再会に。そのまま実家にも帰ったと話し、この初優勝は父にプロゴルファー・西川哲を認めてもらった勝利にもなったようだ。
翌1992年は賞金ランキングで20位となったものの、優勝はなかった。10月のブリヂストンオープンでは最終日の17番まで首位にいながらも、守りに入ってしまったがためにボギーを打ち、プレーオフで敗戦した。
すると、翌週にこれまであまり話したことがなかった中嶋常幸プロに声をかけられ「パーを取ろうと思って取れるものじゃないんだぞ」とアドバイスをもらい意識が変り、このことが1993年のデサントクラシック マンシングウェアカップで2勝目を挙げるのに繋がったようだ。

そんな西川プロの生命線とも呼べるのがアプローチ。西川プロが58度で打つ70ヤードを基準に、”10ヤードの打ち分け”をするコツを伝授してもらう。まずは10ヤード短い60ヤードを打つ時には、フェースを開くことによって、70ヤードと同じスイングで距離の調整ができる。

逆に10ヤード長い80ヤードを打つ時には、フェースを被せるという。この時のポイントは、構えで目標の右にアライメントを取り、ドローを打つ時と同じ要領でフェースを被せる。スイングの加減は後から変えないようにする。各クラブの基準となる飛距離を見つけ、プラスマイナス10ヤードの打ち分けができるようになるとスコアアップに繋がるとのアドバイスも。練習あるのみだ。
- 番組名
- ゴルフ18H物語
- 放送日時
-
毎週
火曜
よる9時 〜 10時 - 出演者
-
生瀬勝久、潮田玲子
※放送内容は変更となる場合があります。

ゴルフ18H物語
2024.12.11(水)

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