事件
大竹しのぶが多数の映画賞を受賞したサスペンス。ある殺人事件の裁判を通じ、ひとりの青年を愛した姉妹の葛藤が浮き彫りになる。

放送日時
解 説
日本推理作家協会賞を受賞した大岡昇平のベストセラー小説を、『砂の器』の野村芳太郎監督が映画化。ある殺人事件の裁判を通じて、ひとりの青年を愛してしまった姉妹の間に渦巻く激しい葛藤が浮き彫りになっていく。日本アカデミー賞最優秀作品賞など多数の映画賞を受賞し、年間を代表する1本となった。当時二十歳を過ぎたばかりの大竹しのぶも、キネマ旬報ベスト・テン助演女優賞などに輝き、その演技力を大いにアピールした。
あらすじ
神奈川県の相模川沿いの山林で、若い女性の刺殺死体が発見される。被害者は、厚木市でスナックを営む坂井ハツ子。数日後、警察は容疑者として19歳の工員、上田宏を逮捕する。事件当日、現場付近の山道で宏の目撃証言があったのだ。その後の調べで、宏はハツ子の妹・ヨシ子と同棲していることが判明。その上、ヨシ子は妊娠3ヶ月だった。そして始まった裁判では、召喚される証人の口から意外な事実が次々と明らかになっていく…。
監 督
- YOSHITARO NOMURA野村芳太郎
出 演
ジャンル | サスペンス / ドラマ |
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本編時間 | 140分 |
制作 | 1978年 日本 |
原題 |