狂った果実
石原裕次郎が初主演を飾った青春ドラマ。湘南の海を舞台に、享楽的な兄と内向的な弟が1人の女性を巡って繰り広げる対立を描く。

放送日時
解 説
石原裕次郎のデビュー作『太陽の季節』の姉妹編として、実兄・石原慎太郎の同名小説を映画化した青春ドラマ。初主演となる裕次郎が享楽的な兄を演じ、弟役を津川雅彦、2人の相手役に北原三枝。湘南の海を舞台にヒロインを巡る兄弟の相克を描く。若者たちの無秩序な青春模様が大きな論争を巻き起こした一方で、中平康監督の鋭い演出はトリュフォーやゴダールにも高く評価され、ヌーヴェルヴァーグに影響を与えたと言われている。
あらすじ
夏久と春次は対照的な兄弟。女漁りの巧い夏久に対し、あどけなさの残る春次はまだ女を知らない。そんな春次は逗子駅で偶然すれ違った女性・恵梨に心を奪われる。数日後、夏久と春次が湘南の海で遊んでいると、海で泳ぐ恵梨と再会。やがて春次は彼女に想いを打ち明け、2人の交際が始まった。だがある日、夏久は横浜のクラブで外国人の夫と踊る恵梨を見かける。夏久は春次に黙っている代わりに、自分と関係を持つよう彼女に迫る…。
監 督
- KO NAKAHIRA中平康
出 演
| ジャンル | 青春 / ドラマ |
|---|---|
| 本編時間 | 87分 |
| 制作 | 1956年 日本 |
| 原題 |

