それから(1985)
夏目漱石の同名小説を森田芳光監督が松田優作の主演で映画化した文芸ドラマ。親友の妻への愛に葛藤する男性の繊細な恋心を描く。

放送日時
解 説
松田優作と森田芳光監督が『家族ゲーム』に続いてタッグを組み、国内の多くの映画賞を受賞した文芸ドラマ。夏目漱石の恋愛三部作のひとつ「それから」を現代的感覚で映画化。明治末期の東京で高等遊民として生きる男性を松田優作が演じ、その友人を小林薫、かつて愛した夫の友人と密かに通じ合う妻を藤谷美和子が演じている。忠実に再現された明治末期の雰囲気や映像美、独特のリズムを持つ森田監督らしい語り口も見どころ。
あらすじ
明治末期の東京。30歳になっても敢えて定職を持たず、“遊民”生活を送る長井代助。ある日、彼は大学時代の親友・平岡常次郎と再会する。大手銀行の地方支店に勤務していた平岡は、部下が引き起こした問題の責任を負って辞職し、3年ぶりに東京へ戻ってきたという。平岡の妻・三千代はかつて代助が想いを寄せていた女性だが、友情から身を引いて平岡に譲った過去があった。だが代助と三千代は互いに抑えていた想いを再燃させる。
監 督
- YOSHIMITSU MORITA森田芳光
出 演
| ジャンル | ドラマ / ラブロマンス |
|---|---|
| 本編時間 | 132分 |
| 制作 | 1985年 日本 |
| 原題 |



