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宮沢りえ、磯村勇斗共演で辺見庸の小説を映画化した社会派ドラマ。障害者施設に勤める青年が衝撃的な犯行に至る心の軌跡を描く。

放送日時
解 説
実際の障害者殺傷事件を題材にした辺見庸の同名小説を、石井裕也監督が独自に再構成して映画化した社会派ドラマ。障害者施設に勤める青年が、衝撃的な犯行に至る心の軌跡を息詰まるタッチで綴る。障害者の尊厳を巡る宮沢りえと磯村勇斗の10分以上に及ぶ対話シーンが圧巻で、社会のタブーに容赦なく切り込んでいる。凶行への信念を淡々と募らせてゆく青年を演じた磯村の演技は絶賛され、同年の助演男優賞を総なめにした。
あらすじ
夫の昌平と静かに暮らす元・有名作家の堂島洋子は、ある日、深い森の奥にある重度障害者施設で働き始める。同僚には、作家志望の坪内陽子や絵の好きな青年さとくんがいた。だが、そこで洋子が目にしたのは、職員による入所者への心ない扱いや暴力。どうすることもできない無力感を覚える洋子とは対照的に、世の理不尽に対して強い憤りを抱くさとくん。ところが彼は、次第に正義感や使命感と共に怒りを増幅させてゆく…。
監 督
- YUYA ISHII石井裕也
出 演
ジャンル | ドラマ / 社会派 |
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本編時間 | 146分 |
制作 | 2023年 日本 |
原題 |