大会概要

大会名称

バレロテキサスオープン

放送日時

2025.4.6(日)

あさ5:00 〜 7:30

2025.4.7(月)

あさ5:00 〜 7:30

開催場所

TPCサンアントニオ(テキサス州)

賞金総額

950万ドル

優勝賞金

171万ドル

FedExCupポイント

500pt

■テキサス州最古の大会
1922年に開始、今年で104年目を迎える。テキサス4試合の中では最も歴史があり、ツアーでも5番目の歴史を誇る。1930年プロ転向した17歳のベン・ホーガンが最初に挑戦した試合。テキサス州で初めて芝のグリーンが使用された大会でもあり、テキサスゴルフの歴史をつぐんできた。

■マスターズに合わせたラフの浅さ
会場はTPCサンアントニオ(7,438ヤード・パー72)。丘陵地帯に作られた林間コースだ。特徴はラフの長さをマスターズとほぼ同じ3センチ程度にしている点。芝の種類は違うが、マスターズを控える選手にはリハーサル的な効果が出るよう配慮したもので、マスターズ出場選手に多く出場してもらいたいという思いからだ。

注目は最後の2ホール。17番はワンオンを狙えるパー4。18番は2オン可能なパー5。数字上は最終2ホールで最大4打伸ばせる可能性があるので、アッと驚く大逆転という展開も考えられる。同コースでの大会レコードは通算20アンダーで2019年のコーリー・コナーズと昨年のアクシェイ・バティアが記録している。テキサスは強風が名物なので、展開やスコアは風次第で大きく変わる。

■優勝の副賞はウエスタンブーツ
世界にひとつだけ! チャンピオンモデルのウエスタンブーツ。創業139年、地元のウエスタンブーツ最高峰ブランド、ルケーシーの特別製。テキサスにゆかりある選手にはたまらない。2021年にジョーダン・スピースが優勝した時は「この勝者ブーツは家宝になる」と大喜びした。

■テキサスの豆知識
テキサスは先住民族の言葉で「仲間」の意。支配者は1516年、スペイン人到来が最初で、以降フランス、スペイン、メキシコ、テキサス共和国、合衆国、南部同盟、現在の米国合衆国と幾度も交代した。メキシコ領当時の1835年、米国人が反乱を起こし、翌年にアラモの砦の全滅に成功しテキサス共和国樹立を樹立した。会場はアラモの砦にほど近い。

文:佐渡充高(解説)

HOLE

PAR

YARDS

1

4

454

2

5

602

3

3

171

4

4

481

5

4

401

6

4

403

7

3

207

8

5

604

9

4

474

TOTAL

36

3797

HOLE

PAR

YARDS

10

4

447

11

4

405

12

4

410

13

3

241

14

5

553

15

4

464

16

3

183

17

4

347

18

5

591

TOTAL

36

3641

大会の注目選手

PGAツアー公式サイトの優勝予想で松山英樹は4番手にランクインした。3週前のTPCソーグラス(ザ・プレーヤーズ選手権)で今季初めて予選落ちしたことが紹介されたが、今週のTPCサンアントニオで2023年は15位タイ、2024年は7位タイの好成績を収めていることが評価された。

優勝候補最有力に推されたのはコナーズ。直近3試合は単独3位、6位タイ、8位タイと絶好調で、TPCサンアントニオは2勝を含むトップ25入り4度と好相性であることが1位評価の理由に挙げられた。

優勝予想2番手は昨年覇者のバティア、3番手はキーガン・ブラッドリー。松山を挟み、5番手にデニー・マッカーシーが続く。

世界ランク5位のルードヴィグ・オーベリは7番手、2021年王者のスピースは10番手、前週のテキサスチルドレンズヒューストンオープンで2位タイに入ったゲーリー・ウッドランドは12番手となった。

日本勢は松山のほか、久常涼、金谷拓実、星野陸也、大西魁斗も出場する。

(写真:Getty Images)

2025.3.28(金)
A.バティア、肩脱臼のハプニングもプレーオフ制す 2024年バレロテキサスオープン最終日ハイライト
2025.4.4(金)
松山英樹、アプローチをピタリと寄せてタップインバーディ バレロテキサスオープン初日
2025.4.5(土)
松山英樹、14番パー5で技あり2オン成功からのバーディ バレロテキサスオープン2日目
2025.4.8(火)
ブライアン・ハーマンがマスターズ前哨戦を制す バレロテキサスオープン最終日ハイライト
2025.4.8(火)
久常涼は5位「タフな展開だった」 バレロテキサスオープン最終日ハイライト&インタビュー
2025.4.8(火)
トニー・フィナウが16番でホールインワン達成 ショット・オブ・ザ・ウィーク【バレロテキサスオープン】
このページをSNSでシェアする