【Vol.2】プロ転向後もコンビニでアルバイト?横峯さくらプロが驚きの理由を語る

「18H物語 ~18History~」は、人気プロゴルファーが登場し、ゴルフ人生を紐解き、その人間性に迫るトークドキュメンタリー番組。今回のゲストは、前回に引き続きツアー通算23勝の横峯さくらプロ。プロ入り直後は、なんとアルバイトをしていたという苦労話やパターレッスンについて語った。

2004年のプロテストに合格し、翌シーズンからフルシードを獲得するなど早くもトッププロとしての道を歩み始めていた横峯プロだが、その時期に並行して、なんとコンビニでアルバイトをしていたそうが。毎週のように試合がある中で月曜日と火曜日だけ働いていたようだが、同年の3試合目で初優勝も経験し「優勝したら1,000万円くらいの賞金が入ってきて、金銭感覚がおかしくなりそうだった」のが理由だとか。時給は5~600円だったというが「働いた分でお金をもらえるのが新鮮で楽しかった」と振り返る。
同年のシーズンは賞金ランキングで4位となって以来、2009年の賞金女王を含めて2011年までの7シーズン連続で賞金ランキング4位以上をキープしてきた横峯プロ。一方で「心は強くない」とプレッシャーには弱いと告白し「その時期はストレスをお酒で発散していた」そうだ。
周りからは毎週のように優勝を期待されるようになったが「自分がどのくらい緊張しているんだろうと、自分と対話すると(結構)落ち着いてくる」と独自の緊張との向き合い方について話した。

横峯プロは、2014年にメンタルトレーナーの森川陽太郎さんと結婚。お付き合いをするなかで最初はゴルフの話をしたくなかったというが、勝てない時期が続き、メンタルトレーニングを依頼したところ、その初戦で2位に。その結果がとても自信になったそうで、2013年には2年ぶりとなる優勝も果たした。トレーニングを受けたことで「楽しみながら、自分の感情と対話する」ことができたことが結果につながったようだ。

その後、アメリカツアーでは陽太郎さんにキャディをお願いし、二人三脚での挑戦が始まった。最初はバッグを担ぐだけだったが、1からゴルフを勉強し、今ではグリーンを読んだり、風を読んだりと100%の信頼を置いているという。
2021年には第一子を出産したが、アメリカに行って変わった価値観の一つが、母親になってもプレーを続けることだという。アメリカでお腹を大きくしながらもプレーをしているプロが何人もいることを見て、自身もプレーを続けることを決意したと話した。

ゴルフのプレーに関する話では「一番プレッシャーがかかるのはパター」と話す横峯プロが、直々にパターレッスンを伝授。横峯プロといえば、テークバックが小さく、フォローは大きい独特のストロークをしているが、これは真っ直ぐ打つための秘訣につながっているという。
大きなフォローで真っ直ぐ押し出して、左手を引きつけながら打つことで方向性が安定してくるようだ。「インパクトを(しっかり)作るという感じ」とのアドバイスを参考に、是非、パットの方向性に迷っている方はお試しあれ。