冬の華
高倉健主演、倉本聰脚本のヒューマンドラマ。自身が殺めた兄貴分の一人娘の幸せを、陰から見守り続けるやくざの哀歓を描く。

放送日時
解 説
『幸福の黄色いハンカチ』『八甲田山』で数多くの映画賞に輝いた後、高倉健が古巣の東映に戻った主演作。数々のTVドラマを手掛けた倉本聰渾身のオリジナル脚本を降旗康男が映画化。自身が殺めた兄貴分の娘を陰から見守る男の哀愁を描き出す。名ギタリスト、クロード・チアリが初めて映画音楽を担当。またチャイコフスキーのピアノ・コンチェルトや、シャガールの絵画を登場させるといった演出も物語を格調高く盛り上げる。
あらすじ
東竜会幹部の加納秀次は組を裏切った兄貴分の松岡を殺害。旭川刑務所に服役するが、気掛かりなのは松岡の3歳になる娘・洋子の存在だった。服役中、ブラジルにいる伯父と偽って洋子と文通を続ける加納は、やがて彼女の成長が唯一の楽しみで心の支えとなってゆく。そして15年後、刑期を終えて出所。高校から下校する洋子の姿を追うものの自分を名乗ることが出来ない加納は、堅気となって洋子を陰から見守っていこうと決意する。
監 督
- YASUO FURUHATA降旗康男
出 演
ジャンル | ドラマ / ヒューマン |
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本編時間 | 122分 |
制作 | 1978年 日本 |
原題 |