太陽を盗んだ男
長谷川和彦監督、沢田研二主演のピカレスクな犯罪アクション。原子爆弾を製造した中学教師が国家を脅迫し破滅に向かう姿を描く。

放送日時
解 説
胎内被曝者である長谷川和彦監督が、原爆をテーマに作り上げたピカレスクな犯罪アクション。沢田研二演じる主人公のアナーキーな魅力と、彼と対峙する刑事・菅原文太の佇まいが好一対。国会議事堂や皇居前でのゲリラ撮影や、繁華街で偽の一万円札をビルの屋上からばら撒くなど、当時としても問題となるようなシーンの数々は見どころ。興行的成功こそ得られなかったものの多くの熱狂的ファンを生みだし、後世に与えた影響は絶大。
あらすじ
無気力な日々を送る教師の城戸は、生徒を引率した社会科見学でバスジャックに巻き込まれる。以来、城戸のなかで何かが変わる。原子力発電所に侵入してプルトニウムを盗んだ彼は、自宅アパートで原子爆弾を製造。それを脅迫の材料に政府へ自分の要求を突きつける。城戸はバスジャック事件で遭遇した山下警部を交渉相手に指名し、自らも被爆症状に苦しみながら次々に無軌道な犯行を重ねる。そして遂にビルの屋上で山下と対峙する…。
監 督
- KAZUHIKO HASEGAWA長谷川和彦
出 演
ジャンル | サスペンス / ドラマ |
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本編時間 | 149分 |
制作 | 1979年 日本 |
原題 |