野獣死すべし(1980)
松田優作主演で大藪春彦の同名小説を映画化したハードボイルド。元戦場カメラマンが、安穏とした管理社会に犯罪で挑む姿を描く。

放送日時
解 説
大藪春彦のデビュー小説を映画化したハードボイルド。同じく大藪原作で大ヒットした『蘇える金狼』の村川透監督と撮影の仙元誠三、主演の松田優作が再びタッグを組み、戦地での経験から自身の中に野獣の血を宿した元カメラマンの姿を描き出す。感情を表に出さず冷酷に殺人を重ねていく主人公・伊達の狂気を演じるため、松田優作は10kgの減量や奥歯を4本抜くといった壮絶な役作りを行った。その鬼気迫る演技は必見。
あらすじ
通信社のカメラマンとして、アンゴラ、レバノン、ウガンダなど世界各地の戦場を渡り歩いた伊達邦彦。帰国した今は翻訳の仕事をしながら優雅な日々を送っているが、彼の中には戦地で目覚めた野獣の血が潜み、巧みな射撃術、冷徹無比な頭脳の持ち主でもあった。ある日、大学の同窓会に出席した伊達は、その会場で出会った真田に同じ血を感じて仲間に引き入れる。2人は銀行を襲撃。その後も、伊達は次々と殺人を重ねてゆくのだが…。
監 督
- TORU MURAKAWA村川透
出 演
ジャンル | サスペンス / アクション |
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本編時間 | 120分 |
制作 | 1980年 日本 |
原題 |